理工系の地位向上運動の問題点の分析と検討3

 ある方から、理工系(理系、理科系)の地位向上運動についての問題点の貴重なご指摘をいただきました。そこで、問題点のうち、いくつかについての解決策を考えます。

I.寄せられた問題点

問題点1.具体的に何をしてほしいかわからない

解決策1: 具体的に何をしてほしいのかを明確にする

 あらゆる手段のページを作っているので、明確だと思っていたのですが、質問を受けて反省しました。

 具体的には、あらゆる手段のページに書かれた手段を行なってほしいということです。そこで、

 理系の地位低下を憂える方は、これらの手段のうち、できるものを行なってください。


 という文を、あらゆる手段のページに明記しました。

解決策2: 運動を、1つの会や個人に集中させるのではなく、インターネット型(分散型)にする

 このことは、再三述べています。すなわち、各人の才能と特色を生かして、理系の地位を向上させるサイトや、団体を作ってほしいのです

 漫画等を作った地位向上のコンテンツを作りたいのですが、その才能がないので才能のある人を探しているのです。

 漫画家の人も一種の技術職であるという意味で理系であると思います。漫画家の人も、理系の連帯に加わってほしいと思います。
 
 理系の地位向上に賛成される方は、その才能を使って、より広範な層に訴えかけてほしいのです。たとえば、漫画家や理工系の地位を向上させる漫画を描くなどです。

 1つの会や個人は、一定の限界があるため、運動の広がりに限界があります。

 色々な才能や特色のある理系の地位向上運動を行なう会やサイトが、新しく立ち上がり、ヨーロッパ連合(EU)のような形で、お互いに独立しつつ、緩やかに連帯していくことが重要です。

 本サイトは、固い記事が多いのですが、他のサイトが、よりやわらかい話題や、漫画等を使って、より広範な層に訴えかけられるコンテンツを提供してほしいのです。色々な人が、色々な才能や特色を持って、理系、理工系の地位の向上運動をすれば、加速度的に運動は進んでいくでしょう。

 本サイトは、そのようなサイトと協力していきたいと思います。

問題点2.地位向上運動の主催者が明らかでない

解決策1: 地位向上運動の主催者という考え方をとらない(P2P型の地位向上運動という独創的なアイディア)

 地位向上運動は、地位向上をしたいと思う人がそれぞれ行なうものです。基本的に、いかなる団体、個人も、日本の理系の地位向上運動全体を主催してはならないでしょう。

 これは、前記のヨーロッパ連合(EU)を強調する理由です。もし、ヨーロッパ連合が特定の国(たとえばドイツ)によって主催されていたら、ヨーロッパ連合はまとまらないでしょう。ヨーロッパ連合の主催国はありません。それぞれの国は、お互いに独立しつつ、緩やかに連帯しているだけです。

 ある方から、本サイトを宣伝するためのご提案をいただきました。提案をいただけるのはありがたいのですが、少なくとも現状では、残念ながらすべてに対応することは困難であることをお伝えしました。

 理系の地位向上運動はボランティアなので、つぎ込んだ労力、時間、お金等に見合った利益は得られないでしょう。運動をする方のやる気をそいでしまうかもしれませんが、仮に運動が成功しても、運動をした人が投下したエネルギーを回収することはできないでしょう。運動が成功すれば社会が良くなることで誰もが利益を得ますが、利益は世界全体に共有されて薄まってしまうからです。
 
 一緒に運動をしている人からも、何も具体的な得がないので動きたくないという意見が何度も繰り返し出ています。

 理系の悲惨さを味わっている人が多く、最初は「それは良いことだ」、「やりましょう」と言うのです。しかし、しばらくすると、エネルギーが切れてきます。そして、最後には「忙しいから」等の理由で運動から遠ざかっています。もちろん、運動を始めたときと比べて忙しくなっているわけではありません。エネルギーが切れてきたことが本当の理由です。

 完全に離れてしまう人もいます。しかし、多くの人は、燃え尽きながらも、白色矮星のように、少しの光は放っているのです。

 「忙しいから」という人も、「趣旨には賛成する。忙しいから協力はできないけど、将来余裕ができたら運動に参加する」というのです。

 すなわち、理系の地位向上を否定しているわけではないのです。

 また、「現状が良いとは思っていない」と述べます。やはり理系の悲惨さからくる思いが消えてしまったわけではないのです。

 人間の善意は小さいのです。しかし、それを集めていけば社会的に意義のある変化が生まれます。そこで、人間の善意は小さいことを前提にして主催者のいない運動を構成する」 という、独創的な考え方が採られているのです(理系の連帯)。

 白色矮星の光も、たくさん集めればかなりの光量になるからです。

 通常の運動は、主催者なり主催団体があり、それが勢力を伸ばしていくことで運動を盛り立てます。しかし、本サイトでは、主催者がいない理系の連帯を基本思想にしているのです。

 本サイトも、2chのような匿名掲示板を設置して、会社等で不遇となっている理系の人等が、社会の改善案等を匿名で書き込めるスペースを作りたいのです。しかし、2ch型のマルチスレッド型匿名掲示板は、管理に手間がかかるため、現状では設置ができないでいます。

 本サイトも、やがて燃え尽きるかもしれません。管理人も、仕事があり生活があるので、運動に時間を十分に取れないのです。本サイトの勢力をある限度を超えて拡大することは、現状では管理能力から限界があります。

 このように、各サイトの力は小さいのです。しかし、理系の地位向上運動自体の勢力は、社会を動かすところまで拡大する必要があります。そこで、インターネットの発展を利用して、主催者がいない地位向上運動を行なうという新しい考え方が必要になっているのです。

 これは、P2P型の地位向上運動という新しい概念を生み出すものでしょう。中央サーバが存在しないP2P技術の応用です。
  
 理系の連帯の対象を広くすることで、各人の負担を減らしていくことが、運動を持続させる上で重要になるでしょう。

解決策2: 内容を充実させる

 地位向上運動を行なっている人は、勤め人が多いので、匿名での運動になります。

 匿名だと信用が落ちるという意見もあり、この点は検討中ですが、内容を充実させることで一歩一歩信用を得るようにすべきでしょう。

 匿名だと、最初は誰もが疑心暗鬼だと思います。しかし、内容を読んでいけば、本物かどうか分かると思います。

問題点3.リアルでの活動や既存の無料メディア等の利用が少ない

解決策1: 活動的な協力者の募集

 現在の人的なリソースでは限界があります。

 活動的な協力者を募集したいと思っております。

 理系の地位向上のために一肌脱いで協力してくださる方は歓迎いたします。

解決策2: ロングテールの法則の利用(ロングテール型地位向上運動という独創的なアイディア)

 理工系の地位向上運動は、1つ1つは小さな団体や個人が、たくさん集まって行なうのがよいと思われます。

 ネット上では、ロングテールの法則が働きます。ロングテールの法則は最近解明された法則ですが、このロングテールの法則を利用した地位向上運動という新しい独創的な考え方が理系の連帯です。 従来型の連帯とは意味が異なるのです。
 
 リアルでの活動や既存の無料メディアも利用して行きたいと思いますが、手間からして限界があります。しかし、本サイト自体が行なわなくとも、リアルでの活動をしている方や、既存の無料メディアを利用して宣伝をしているサイトと、本サイトが協力関係を結んでいけばよいのです。

 理系の連帯は、何でも1人でやれるという考え方を明確に排除しています。

 偉大な科学技術上の進歩は1人で行なわれます。個の力は、科学技術の世界では極めて大きいのです。

 しかし、社会を変える力については、そうではありません。多くの人の連帯が重要なのです。

 理系人間は、個の力に頼るのが好きな人が多いので、中には理系の連帯の価値を過小評価する人もいるのです。

 従来は、多くの人に分散した利益は力がないと考えられていました。社会的地位におけるロングテールの法則は否定されていたといってよいでしょう。

 しかし、インターネットの発達により、ロングテールの法則が働くことが解明されました。

 そこで、理系の個人だけではなく、理系企業(技術系企業、製造業、ソフトウェア産業等)、理系官庁(特許庁、文部科学省等)、理工学部、理科系の教育機関、理科系の研究機関、国内外の各種団体、海外の理系、文系の一部等を含めた理系の大連帯をおそらく世界で初めて提唱し、独創的な理系の地位向上運動を提案しているのです(ロングテール型地位向上運動という独創的なアイディア)

 本当に理系の連帯が成功すれば、ロングテールの法則により、日本にあるどの利益団体よりも強力となるでしょう。

 そして、世界全体にに大きなプラスを与えることができるのです。

II.まとめ

 理系、理工系の人々の地位が向上すれば、日本の地位も向上します。そして、それは科学技術の進歩を通じて、文科系、文系の人々を含む全世界の人々に、大きな利益をもたらします。問題点を分析し、解決策を地道に考えていく必要があるでしょう。

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